健康関連コラム

血糖値を下げる食材・食品は?


血糖値を下げる食品として知られるフルーツでいえば、黄色いカラーが特徴的なバナナです。食物繊維が豊富なバナナには、抗酸化作用もありますので、さまざまな病気のリスクを軽減します。バナナにはビタミンB群や葉酸、それにマグネシウムやカリウムなどのミネラルも豊富に含みます。栄養成分もたっぷりなので、血糖値対策とともに、肥満防止にも役立ちます。


血糖値を穏やかに下げてくれる食べ物では、野菜のオクラも良いでしょう。夏に旬を迎えるオクラは、独特のぬめりがある野菜です。実はこのぬめりが、人間の身体にはとても良いものです。ペクチンやアラバンといった食物繊維が、このぬめりの正体です。調整作用を助けるペクチンは、コレステロールを排出しやすくさせます。


オクラには、カルシウムやカリウムも豊富です。塩分のナトリウムを排出させてくれるのが、含まれるカリウムの役割です。カルシウムもたっぷりなので、骨を強くしますし、精神的にも落ち着きやすくなります。ベータカロテンも多いので、体内でビタミンAとなり、あらゆる健康維持にも役立つこととなります。


血糖値を下げる食材では、ごぼうも優秀選手の一つになります。野菜類の中でも群を抜いて食物繊維が多いのは、ごぼうの特権でもあります。不溶性食物繊維が多い野菜類の中にあって、ごぼうという根菜類には豊富な水溶性食物繊維も含まれています。コレステロールをどんどん排出してくれますし、便秘解消やアンチエイジングにもなります。血糖値が上昇するのを抑制しますし、腹持ちも良く満腹感を得られやすくなるので、食べ過ぎ防止にもなります。


血糖値を下げる食事の方法として忘れてはいけないのは、いくら体に良い食材だといっても、食べ過ぎはよくありません。また、炭水化物や糖質は、控えるようにしましょう。食事を食べるときには、食物繊維やビタミンなミネラルの多い、野菜のおかずをはじめに口にします。早食いをやめて、1回に3回以上噛むようにすることです。


食事療法について


血糖値の上昇を防いで糖尿病のさらなる進行を止めるには、食事療法は不可欠です。食事療法で重要なのは、1日に必要なエネルギー量を正確に把握して、それ以上の余分なエネルギーをとらないようにすることが重要です。


1日に必要なカロリーは、年齢、性別、身長、体重、活動量などを考慮して医師が決めて患者さんに指導します。これを指示エネルギー量と言います。一般的にはBMIという肥満指数を利用して計算します。


まずは標準体重を計算します。たとえば身長170cmの人のデスクワークの人であれば、標準体重(kg)=1.7(m)×1.7(m)×22(BMI)=63.5kgです。


「必要なエネルギー量(kcal)=標準体重(kg)×作業強度」で計算します。作業強度の目安は、成人では25〜30kcal(軽作業・肥満者・高齢者は25kcal、やせている人・若い人・重労働者・成長期の人は30kcalが目安)です。


デスクワークは軽作業に該当するので、必要なエネルギー量(kcal)=63.5(kg)×25(kcal)=1587kcal、100以下を四捨五入して1600kcalが適正指示エネルギー量となります。
kcalはエネルギーの尺度ですが、交換表では「80kcal=1単位」としています。


例えば先ほどの指示エネルギー量が1600kcalの人であれば、1600÷80=20で、1日20単位分の食品を食べることができます。


80kcalが1単位になっているのは、普段食べる食品の常用量が80kcal前後のものが多いからです。ご飯であれば小さめ茶碗で半分、食パン半分、卵1個、などとなります。エネルギーと重量は食品によって異なるので、食品ごとに1単位何gなのか確認することが必要です。


計算が面倒だという人は、糖尿病の人向けの宅配サービスを利用すると食生活が楽になります。冷凍弁当など温めるだけで利用できるものがあるので、自分のペースで食べることができます。カロリー計算やその他の栄養素の計算も全て行ってあります。