サポニン・田七人参関連コラム

高麗人参に多く含まれる成分「サポニン」の特徴


高麗人参に含まれる有効成分は、サポニンを中心にして構成されるのが特徴で、実際の種類は非常に豊富です。サポニンの種類が豊富であれば、最良の薬用植物として珍重されますが、薬効は天然物のほうが強いと言われています。サポニンの中でも、ジンセノサイドが中心的な役割を担う形で、様々な作用をもたらします。


高麗人参に含まれているジンセノサイドは、専門的には人参サポニンと呼ばれることがあり、他の植物にはない独自性を持っています。紀元前の昔から不老長寿の妙薬と言われ、代表的な補気剤として定着し、神農本草経では上薬に分類されています。このような優れた薬効があるのも、サポニンの力が非常に強いためですが、古代の昔には経験的な知恵で把握していました。


高麗人参に含まれるジンセノサイドの種類は細かく分かれますが、代表的な薬効としては血糖を下げることが有名です。漢方では消渇と呼ばれる糖尿病の症状に対して、古代の中国では高麗人参を使って対処することがありました。現在でもジンセノサイドの血糖降下作用は重要視されて、民間的な分野でも使用されています。さらに、中枢神経を抑制させる作用があるのも特徴ですから、興奮している精神状態を安静にして、落ち着いた状態に導く作用もあると言われています。


中医学の分類では、高麗人参は体を温める作用が強く、弱った気を補うためにも適している生薬になります。独特な温熱作用によって、気血の流れを整えて、体全体の自然治癒力を高める作用があると考えられています。逆に体を冷やす作用がある西洋人参とは真逆の性質を持っているため、実際に使う場合には体力に合わせる形で、細かい使い分けが行われています。


高麗人参は、神農本草経に記載されている生薬としては、枸杞子と同様に滋養強壮の作用が強いことでも有名です。滋養強壮の作用についても、サポニンの力が大きく関与しているため、六年根などの良品を用いることで、十分な摂取量を確保することが理想的です。